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FTPコマンドリファレンス (MS-DOS)
コマンド 凡例 詳細説明
!   ftp サブシステムからシェルに戻ります
? ? [command] ftp コマンドの説明を表示します。?help と同じです。
append append local-file [remote-file] 現在のファイルの種類の設定を使って、ローカル ファイルをリモート コンピュータのファイルに追加します。
ascii   ファイル転送の種類を ASCII (既定値) に設定します。
bell   各ファイル転送コマンドが完了するたびにベルが鳴るように切り替えます。既定の設定では、ベルはオフになっています。
binary   ファイル転送の種類をバイナリに設定します。
bye   リモート コンピュータとの FTP セッションを終了して ftp を終了します。
cd cd remote-directory リモート コンピュータの現在の作業ディレクトリを変更します。
closed   リモート サーバーとの FTP セッションを終了して、コマンド インタプリタに戻ります。
delete delete remote-file リモート コンピュータのファイルを削除します。
debug   デバッグ機能を切り替えます。デバッグ機能がオンになっていると、リモート コンピュータに送信される各コマンドは、先頭に文字列 > を付けて出力されます。既定の設定では、デバッグ機能はオフになっています。
dir dir [remote-directory] [local-file] リモート ディレクトリのファイルとサブディレクトリの一覧を表示します
disconnect   ftp プロンプトを残したまま、リモート コンピュータから切断します。
get get remote-file [local-file] 現在のファイル転送の種類を使って、リモート ファイルをローカル コンピュータにコピーします。
glob   ファイル名の globbing を切り替えます。globbing により、ローカル ファイルまたはパス名にワイルドカード文字 (* と ?) を使えます。既定の設定では、globbing はオンになっています。
hash   転送されるデータ ブロックごとのハッシュ記号 (#) の出力機能を切り替えます。データ ブロックのサイズは 2048 バイトです。既定の設定では、ハッシュ記号の出力機能はオフになっています。
help help [command] ftp コマンドの説明を表示します。
lcd lcd [directory] ローカル コンピュータの作業ディレクトリを変更します。既定の設定では、ftp を開始したディレクトリが、作業ディレクトリです。
literal literal argument [ ...] 引数を変更せずにそのままリモート FTP サーバーに送信します。戻り値として、単一の FTP 返信コードが予期されます。
ls ls [remote-directory] [local-file] 一覧を表示したいディレクトリまたはファイルを指定します。
mdelete mdelete remote-files [ ...] リモート コンピュータの複数のファイルを削除します。
mdir mdir remote-files [ ...] local-file リモート ディレクトリのファイルとサブディレクトリの一覧を表示します。mdir を使って、複数のディレクトリまたはファイルを指定できます。
mget mget remote-files [ ...] 現在のファイル転送の種類を使って、複数のリモート ファイルをローカル コンピュータにコピーします。
mkdir mkdir directory リモート ディレクトリを作成します。
mls mls remote-files [ ...] local-file リモート ディレクトリのファイルとサブディレクトリの省略形の一覧を表示します。
mput mput local-files [ ...] 現在のファイル転送の種類を使って、複数のローカル ファイルをリモート コンピュータにコピーします。
open open computer [port] 指定した FTP サーバーに接続します。
prompt   プロンプト機能を切り替えます。複数ファイルの転送時には、ファイルを選択して取り出すか格納できるように、ftp によりプロンプトが表示されます。 プロンプト機能がオフになっていると、mgetmput によりすべてのファイルを転送します。既定の設定では、プロンプト機能はオンになっています。
put put local-file [remote-file] 現在のファイル転送の種類を使って、ローカル ファイルをリモート コンピュータにコピーします。
pwd   リモート コンピュータの現在のディレクトリを表示します。
quit   リモート コンピュータとの FTP セッションを終了して ftp を終了します。
quote quote argument [ ...] 引数を変更せずにそのままリモート FTP サーバーに送信します。戻り値として、単一のFTP 返信コードが予期されます。quoteliteral と同じです。
recv recv remote-file [local-file] 現在のファイル転送の種類を使って、リモート ファイルをローカル コンピュータにコピーします。recvget と同じです。
remotehelp remotehelp [command] リモート コマンドのヘルプを表示します。
rename rename filename newfilename リモート ファイルの名前を変更します。
rmdir rmdir directory リモート ディレクトリを削除します。
send send local-file [remote-file] 現在のファイル転送の種類を使って、ローカル ファイルをリモート コンピュータにコピーします。sendput と同じです
status   FTP 接続と切り替えコマンドの現在の状態を表示します。
trace   パケット トレース機能を切り替えます。ftp コマンドを実行するときに、trace により各パケットのルートが表示されます。
type type [type-name] ファイル転送の種類を設定または表示します。
user user user-name [password] [account] リモート コンピュータに対してユーザーを指定します。
verbose   詳細モードを切り替えます。詳細モードがオンになっていると、ftp の応答をすべて表示します。ファイル転送が完了すると、転送効率に関する統計情報も表示されます。既定の設定では、このモードはオンになっています