Dell Optiplex GXa Solaris 8  x86  6/00

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lessの日本語対応化

標準のlessでは日本語が表示できず、不便なので新しいlessに日本語対応パッチ
を当ててインストールする。


必要なソフトウェア:

	patch-2.5.4.tar.gz
	ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/patch/

	less-358.tar.gz
	less-358-iso254.patch
	http://www.io.com/~kazushi/less/


GNU patch

OS標準のpatchコマンドではうまくパッチが当たらないので、予めGNUのpatchを
インストールしておく。

作業ディレクトリを作成する。
	$ mkdir /opt/src/gnu_patch

作業ディレクトリに移る。
	$ cd /opt/src/gnu_patch/

アーカイブをダウンロードする。
	$ wget ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/patch/patch-2.5.4.tar.gz

アーカイブを解凍展開する。
	$ tar xozf patch-2.5.4.tar.gz

展開したディレクトリに移る。
	$ cd patch-2.5.4

最適化させる。
	$ ./configure

コンパイルする。
	$ make

SuperUserになってインストールする。
	$ su
	password:
	# make install
	# exit

パスが正常に通って、バージョンが変わっているかを確認する。
	$ which patch
	/usr/local/bin/patch
	$ patch -v
	patch 2.5.4
	Copyright 1984-1988 Larry Wall
	(以下省略)


lessの日本語化

念のため、既にシステム上にあるlessのパスを調べ、バックアップを取っておく。
	$ which less
	/usr/bin/less
	$ su
	password:
	# mv /usr/bin/less /usr/bin/less.bak
	# exit
	$ wich less
	no less in /usr/gnu/bin /usr/local/bin /usr/ccs/bin
	/usr/openwin/bin /usr/ucb /usr/sbin /usr/bin /bin /etc .

作業ディレクトリを作成する。
	$ mkdir /opt/src/less358

ディレクトリを移動する。
	$ cd /opt/src/less358
	
アーカイブをダウンロードする。
	$ wget http://www.io.com/~kazushi/less/less-358.tar.gz
	$ wget http://www.io.com/~kazushi/less/less-358-iso254.patch

作業ディレクトリに移る。
	$ cd /opt/src/less358/

解凍展開する。
	$ tar xozf less-358.tar.gz
	$ gunzip less-358-iso254.patch.gz

展開されたディレクトリに移る。
	$ cd less-358/

SuperUserになってパッチを当てる。
	$ su
	password:
	# patch < ../less-358-iso254.patch

最適化させる。
	# ./configure

コンパイルする。
	# make

インストールする。
	# make install
	# exit

正常にパスが通るか確認する。
	$ which less
	/usr/local/bin/less


しばらくの間は、新しいlessで問題なく日本語表示できていたが、何度かSolarisにOSパッ
チを当てていたら何時の間にか日本語が表示できなくなってしまった。JamlessのHPのFAQ
で環境変数を変えると日本語が表示できるようになるようなことが書いてあったので、自
分のHomeディレクトリの「.cshrc」(自分はtcshを使ってるので)の今までのlangをコメ
ントアウトして、以下のように書き換えてログインしなおしたら、日本語が表示できるよ
うになった。

	$ vi .cshrc

	# set lang=c
	set lang=ja_jp
	set JLESSCHARSET=japanese-sjis
	set EDITOR=/usr/bin/vi